今年の夏は、日本だけではなく、こちらヨーロッパ各地も酷暑です。
8月の頭に、ミュージックキャンプ・プラハで指導させて頂きましたが、まぁ!あんな暑さは、25年のヨーロッパ生活で 初めての経験でした。
そんな中でも、参加の皆さんは、本当にコツコツと日々のレッスン、練習に取り組まれました。
初めの2日間は、発声+ピアノ付きのレッスンで、その後に、午前に発声(テクニック面)、午後にピアノ伴奏付きのレッスンを3日 その間…発声だけの日がコンサート当日も含め2日、これに短いコレペティ(私のいない所で 伸び伸びとピアノ合わせ!)が2回、そして、コンサート と言うプログラム。
日曜の遠足の日以外は、ずっと歌のこと考えている状況だったと思います。
今年初めてミュージックキャンプ・プラハで指導させて頂きましたが、私の思う様にレッスンを組ませて頂けて、朝から夕方まで、一日に2回受講生さんと一緒に考えていく時間を持てました!
何とも 幸せな時間でした。
受講生が これまた本当に素敵な方達で、それぞれに自分の課題と向き合い、コツコツと取り組まれて、それぞれに成果を上げて帰って行かれました。
成果発表のミニコンサートの集中力たるや!本当に素晴らしかった!
受講生の一人に 初めてチェコ語の歌曲に挑戦したとは思えない ハートにガンガン響く演奏を聴かせてくれた方がいて、チェコ人にお褒めの言葉を頂いていました。
新しく身につけたばかりのテクニックや響き 息の流れ…それぞれ 不安もあったでしょうに、皆さん諦める事なく高みを目指して演奏されていました。
いやぁ…本当に 嬉しかったです。
嬉しくて、あの晩は、中々寝つけませんでした。笑
総括して… 私にとって、これまで、やってきた合宿形式のマスタークラスの中でも、こんなに充実していたものは無かったんじゃないかと思います。
教える事だけ考えていれば良かった、それも、私のやり方で…!
ミュージックキャンプ・プラハの関係者の皆様には、細部まで心のこもったオルガニゼーションに 心からのお礼を申し上げます。
ピアノの西村さんとの合宿?生活も楽しかったです。
彼女の支えで、最後のコンサート、皆さんキラキラしてました。ありがとう!
参加の方達の中には、色んな人が居ました。
見るからに凄い才能で、しかし、ほぼ独学で取り組んできたために、迷い道に入りかけていた方。
歌を歌い続ける自信を失いかけて、それでも諦めないでつなぎ続けてきた方。
等々…色々…。
教えながら、歌はホントに 頭と心と身体 の バランスが上手く行ってないと、歌えないんだなぁ…と感じていました。
それから…、勇気…。
自分を知って、自分を極める…勇気。
コツコツと積み重ねる…勇気。
帰国後、既にキャンプでの成果が、形となって表れた方もいらっしゃいます。
それまでの苦悩の日々と 諦めずに頑張った事へのご褒美なんだな…と思います。
素晴らしい再スタートにこちらが感動してます。 朗報をありがとう!!!
新たな目標を見つけ、次を見据えて歩み出した方も…!
秋にまた日本で会える事が楽しみです。
皆に出会えた事に、心から感謝いたします。
ありがとうね〜!!