いつでしたか、日本の新聞の海外版のインタビューを受けた事があります。
記者さんの最初の質問が
「色々苦労されたと思いますが、何が一番大変でしたか?」
「あ〜。何でしょうね? うーん。私…、特筆して頂く様な苦労は してない気がしますね。」
「え?! いや! 苦労なしという事は あり得ないでしょう? 何か無いですか? 言葉での苦労話とか… 生活習慣とか… 」
私の中では、そういうのは 海外に住んで居る方は 皆さん通り抜ける事なので 同じ海外在住の方に向けた版で 特筆することじゃないなと思っていました。それよりも チェコでの面白い体験の方が 興味深く読んで頂けると思ったんですが…。
色々楽しいお話しをしましたが、結局 採用されたのは、チェコ語のオペラの下準備の話…。『チェコ人の3倍練習…!』(笑)
母国語じゃないものを ネイティヴと一緒にするのですから 当然の事かな?と思います。
3倍頑張れるのは、彼らと肩を並べたいから、 一緒にステージに立てる事が 喜びだから、楽しいからなんですよね。
目的に向かっている最中は、必死で、終わったら 良い思い出になってる。
やりたい事だと そうなんですよね。
『(若いうちの)苦労は買ってでもしろ!』と言うことわざがありますけど、「自分は 今 苦労するべきだから、苦労している‼︎‼︎」では 疲弊しちゃうかな?と思います。
「この為なら これくらい乗り越えられる!」って思えるものを 見つけられるか どうか … なんだと思いますね。
そう言うものがあった私は 幸せだったと思います。