こちらに戻って、一ヶ月が過ぎました。
先日 ネット環境が整い、
オンライン・レッスンや講座に必要な備品も揃いました。
やっと、気持ちが落ち着いてきました。
この不安定な期間も、私と共に 歌に チェコ語の発音に励んで下さった皆さんには、感謝と感心が絶えません。
27年という歳月を経て、思いがけず、8カ月という長期間を日本で過ごしたことで、20代の私には見えなかった事を見、理解できなかった事を理解する機会をいただきました。
この長期滞在中に、様々な混沌を超えて、沢山の気付きがあった事は、大きな大きな恵だったと感じます。
戻って来て、今の空間で...この一か月の間にも色々な…サインと言うか、切っ掛けと言うか...、そういう気付きのチャンスがありました。
それらのお陰で、ずっと拘っていた、捕らわれていた、私ではどうにもできない事を、「もういい!」と、そのまま放っておくことに罪悪感を感じない自分にもなれました。
2年11カ月前のブログ『現実逃避...だったカナ…』に、私は
「自分の根っこから真っ直ぐに来る思いと繋がらないと...、本当に自分が満たされる事は無いんだな と思います。」 と書いています。
今、やっと「自分の根っこから真っ直ぐに来る思い」に目を向けられる自分になったと感じます。
祖国 日本で、今の自分の目、耳、心で感じる事が沢山あったからだと思います。
このブログの中で、
『白い木馬』の終曲 ~ここにも私の故郷(ふるさと)は無い。故郷は無い~
『風』~プラタナスの枯葉舞う 冬の道で...etc~
をあげていますが、もう、この歌が頭の中を巡り続け、湧き上がる感情に涙があふれる事は無いでしょう。
今、私は、これまで その時々の自分の状況の中で、本当によく踏みこたえ、その時の私にできる事を 頑張ったと思えています。
1993年8月、日本を離れたのは、決して、現実逃避では無かった!
そうハッキリと感じられる今の自分に、まずは拍手を送り、自分の根っこと共に、また次へ進んでいきたいと思います。
今朝の庭から...
...冬です。