Michiyo’s 『道』 BLOG!

こんにちは。慶児道代です。私のブログへようこそ!

米と麦…

先日書いた 成長… のお話にFBでコメントを頂きまして、日本とこちらの師弟関係の違いを思いました。

 

あの話に書いた子は、最初から なんだか解らないけど 私という人間に 興味を持ってくれていて、食べ物や生き方… 歌以外の色んな質問の山でした。

私と学びたいと希望しながらも 「先生は 絶対正しい!」などと言う考え方は これっぽっちも 持っておらず、絶対自分をまげません。

レッスンには 情報やアドヴァイスを集めに来てるだけでした。

 

だから 受け取るか否かは、彼女の判断に任せて 私は 思ったままを言えてましたね。(注: 言いたい放題ではないです!言葉を選ぶなど…最低限の気遣いはもちろんしていましたよ!)

 

 2年教えて 全くレッスンの方向性 失ってるから ほかの先生を見つけた方が良いというアドヴァイスをしても、 私達の関係が崩れる事は無かったのは、お互いが (声楽のレッスンにおいて) 自分の役割のみに焦点を置けてたからかな?と思います。

 

音楽院卒業後、全く連絡して来なくなってた時期も 勿論あって、でも 何か必要があると ひょっこりレッスンに来てくれます。

 

 

実は…日本でレッスンさせて頂くようになって 『すみません』と言う言葉が 結構 気になってます。

言われた瞬間、なぜ 私に謝る?と思うんですよね。

 

レッスン中 思う様に 行かない事はあって当然で そこでアドヴァイスするのが私の役目なんですが、 修正したり 新しい試みをしている時に つまづく度に謝られてしまうと どうしよう??と思ってしまいます。

 

日本人の相手を思うからこその 口癖なんだとは わかってるんですが…。

一番残念なのは…「すみません」を発する時、フォームがね 崩れちゃうんですよ。開いていた身体がね シューッと前かがみになると言うか…縮こまってしまうんですよ。

それがね ちょっと 残念…。

…なので、私のレッスン中に 「すみません」が出ると (冗談で) 罰金100円!と言ってます!笑

実際に徴収した事は 一度もないですが!笑

 

レッスンには 自分が成長することをまず第一に考えて、意見やアドヴァイスをもらいに行けば良いんだと思います。

 

「実ほど頭を垂れる稲穂かな…」

その日本人の精神をしっかりと胸に持って、麦の様にピーンと頭を天に向けて……

レッスンには どうぞ そんな感じで臨まれたら…と思います。

 


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*  写真は フリー素材から 拝借いたしました。