秋が少しづつ深まって来てます。
今、あるコンクールの準備をしている生徒さんがおります。
私は、コンクールでの入賞というのは、ある種の「運」だと思っていて、
参加する上で一番大切なのは、
・準備期間にどれだけ自分が成長できたか
・本番のステージでどれだけ自分に集中できたか
…だと思っています。
今日のレッスンで、この方、正にこの考えを私に仰ったんです!!!!
本当に言葉通り、毎レッスンで、常に新しいご自分の可能性を発見されています。
完成形にこだわり、守りに入って、目標とする型にはめる事に一生懸命な方もいらっしゃる中、その無防備な直向きさが とても とても 神々しいです。
今日も、 決して手綱を緩めない私に、本気で食らい付いてこられるその姿が、とてつもなく愛おしく、私は、全身全霊で進み続ける その「魂」に感謝いたしました。
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声楽は、いつ開花するか分からない。
音楽大学に通っている時期は、まだまだ楽器自体(身体)が完成していない成長期で、本当の自分の声で歌い始めるのは、卒業してからずっと後の事(30代以降)になる。
学生の間は、全く目立たない存在であったのに、コツコツと学び・経験を深め、卒業後にグンと伸びる人は沢山います。
そうある為には、「目に見える結果を求めて焦らない事」「必要以上に周りと競わない事」「自分という楽器を知る事」が大切だと思います。
適度な刺激は必要ですが、過度な無理が続くと、声を作る癖が付いてしまったりして、音楽の流れが不自然になります。
とにかく、身体が楽器なので、個人差が激しい。
変声期(男女共に)の状態にも左右されますしね。
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今日は…
真っ直ぐな、真っ直ぐな心に触れて…、
嬉しい時間を過ごさせて頂きました。
ありがとう!