Michiyo’s 『道』 BLOG!

こんにちは。慶児道代です。私のブログへようこそ!

嬉し~~い!!!

12月9日のブルノでのコンサートも盛会でした。
今回は、終曲が先日書いた ”IL CANTICO DI FRATE SOLE” だったのですが、現代曲(初演物)であったにも拘らず、お客様がホントに喜ばれて、何度もステージに呼び戻され、共演の皆、そして、作曲家と喜び合いました。

会場には、ブルノ在住の友人や、活躍中の日本人音楽家達も駆けつけてくれて(本当に久々に会う懐かし~い顔もあって…)、終演後には 楽屋を訪ねてくれました。彼らの、喜んでいる様子をみて、やっとホッと出来ました。
皆さん、忙しい中、本当にありがとう!

今回のブルノの演奏は作曲家の希望で録音をしてまして、今日送られてきた録音を聴いたんですが、演奏する側は結構大変な曲なんですが、全体としては音楽がチャンとある!と言うか...、情景、感情...そういう物がチャンと表現されていて…、今回の共演メンバーの力量と、作曲家の意図に感心しております。

また、この日のプログラムは、2つの弦楽四重奏曲が頭に演奏されて、曲の合間には、役者さんの語りが入り、最初から最後までが、一つの流れのあるコンサートになっていた事もお客様の満足に至った要因だったのではないかな?と思います。

で!今日!『IL CANTICO DI FRATE SOLE』を書かれたWerner Schulzeさんが自身のフェイスブックで、飛び上がって喜びたくなる様な事を書いて下さってました。

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Mit großer Dankbarkeit blicke ich auf den Jahresausklang 2019 zurück: Am 5. Dezember 2019 fand im Urhof20 in Grünbach/Schneeberg die Uraufführung meines Cantico di
Frate Sole (Originaltext des Franz von Assisi) für Sopran, zwei Streichquartette, Kontrabass und Klavier statt --- unter dem stimmigen Titel „Winterkonzert. Lichtnacht“ angekündigt.

Ein etwas verändertes Programm bot das Wiederholungskonzert am 9. Dezember 2019 in Brno/Tschechien, Leoš Janáček Saal des Konservatoriums, Konzertreihe „Vox Imaginis“.

Die beiden international berühmten Streichquartette aus Brünn, das „Janáček Quartett” und das “Graffe Quartett”, konnten für diese Konzerte gewonnen werden. Die japanische Sopranistin Michiyo Keiko sang ihren anspruchsvollen Part souverän und mit warmer und zugleich dramatischer Stimmgebung, Pianist Igor Ardašev und Kontrabassist Miloslav Jelínek ergänzten das vorbildlich einstudierte homogene Ensemble.

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感謝と共に 2019年の年末を振り返る:2019年12月5日、私の ~ソプラノ、2つの弦楽四重奏コントラバスとピアノのための 『IL CANTICO DI FRATE SOLE』(アッシジのフランチェスコによるオリジナルテキスト)~ の世界初演が、Grünbach/ SchneebergのUrhof20の一環「冬のコンサート。光の夜」のタイトルの下で開催されました。

2019年12月9日には、チェコのブルノ音楽院 L.ヤナーチェク・ホールにて、コンサートシリーズ「Vox Imaginis」の一環で、わずかに異なるプログラムと共に再演されました。

ブルノを拠点とする 国際的にも著名な2つの弦楽四重奏曲ヤナーチェク四重奏団」と「グラフェ四重奏団」は、このコンサートで明らかな成功を手に入れました。日本人のソプラノ 慶児道代は、自身の要求の厳しいパートを 卓越した、温かく 同時にドラマチックな声で歌い、ピアニストのイゴール・アルダシェフとコントラバス奏者 ミロスラフ・イェリーネクは、模範的に鍛錬された技術でアンサンブルに同化し、補い、作品を完全なものにしました。
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ドイツ語に精通している方、訳に問題があったら、教えて下さい!!

初演物、特に現代曲は、演奏している本人が全体像を把握しきれない物が結構あって…(数えるのに必死だったり...、自分のパートに必死で周りを聴く余裕が無かったり...)作曲家さん達も思った通りの演奏と言う訳には中々行かないだろうから、それぞれが色んな思いを抱えながら、初演を迎えていて…。
こんな風に、お客さんも作曲家も喜んでるのを演奏後に目の前で見れると言うのは、本当に嬉しい!!

演奏自体は とにかく 気が抜けないので大変でしたけれど、2つのコンサート 両方共 本当に心地良かった!


車3台でのオーストリアへの移動の時も、(私は イェリーネクさん運転の車で、アルダシェフさんとコントラバスと一緒に移動だったんですが) 何て言うんだろう。。。必要以上に気を遣わず、しかし、存在は感じると言うか...皆がそれぞれの空間を大切に出来てて、何とも良い距離感でした。会話が途切れても、全く気にならず、その沈黙をそれぞれの感覚で味わってて…。
こういう人達だから、あの素晴らしいアンサンブルが出来るんだろうなぁ…。

良い経験でした!
関わって下さった全ての方に感謝です。

ありがとうございました!!!

この間、アップできなかったオーストリアでの写真です。

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皆で一緒に撮ったのと、Schulzeさんと一緒に撮ったもの!
終演後の歓談の時間で、ライトがチト変ですが…。
私、既にパンプス脱いじゃってて…、チッコクて丸い...(笑)

いやぁ、大変だったけど、楽しかった!

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

 

さぁ!

また次へ向かうぞ〜!