今日は 1989年11月17日のビロード革命から 28年になります。
私がプラハに降り立ったのは、チェコとスロヴァキアが分かれた 1993年でした。
今の様に 携帯電話やパーソナル・コンピューターは 普及しておらず、プラハでも まだ電話がない家が多く、順番待ちの状態でした。
最初に入った下宿先には、ありがたい事に電話が付いていましたが、私は下宿の身でしたので 電話を受けられるだけでした。
日本にかける時は、小銭を準備して せっせとぶち込みながら話すか、中央郵便局に行くか…でした。
電話は いつでも盗聴できる様になって居る、という話で とにかく混線する事が多かっです。 混線したら どっちが切るか！と4人で話し合ってました。
あれ！この間もお宅と混線したね！という話から 4人で話した事もありました。
あの頃のチェコ人の行動で驚いたのが、部屋に入るときに、まず カメラや盗聴器の心配をして居る人がいた事です。
あと、目ん玉がビーズでできてるみたいな人もいました。感情が全く読み取れないんです。その目で ジッと見られると 何を観察してるのか？と怖かったですが、私はそういう目に笑って欲しくて ニコニコ笑顔を向けてました。このガラス玉の目ん玉から笑顔に変わった人とは、思いの外 良い付き合いが出来たりもしました。
電話も ガラス玉の目も ビロード革命 4年後のチェコです。もう社会主義は終わった！と思って向かいましたが、なんのなんの！そんなに簡単な事では無いんだ！という事が 沢山ありました。
今日は その革命の記念日。
チェコ この間の選挙結果が この先 どうなる？！ って感じの結果で…
逆戻りしないでね。
あの頃の皆さん 今と全然違ってたのよ！
