Dobrý den! 慶児 道代 です!

1993年にチェコ共和国に留学の目的で飛んで以来、ヨーロッパでの生活が長くなっております。2017年11月から、これまでの事、現在の私…少しづつ書いております。

劇場専属を辞める ≪Part 1≫

専属歌手として勤めていた劇場内に友人と感じられる同僚は出来ましたが...、旧西側の人間は私独り、どうやっても馴染めない価値観の違いは 常に感じていました。団体になると 皆...例の『長い物には巻かれろ!』精神が出てきちゃうので、友人なんか放って置いて、彼らは強い物に従います。彼らの言う『友達』は、日本の『友達』の意味とは違い、寂しく感じる事は多々ありました。

一緒に食事に行くと、全く同じ意見を持ってた筈の人達が、私が機会を見て意見を述べだすと、私独りを残して全員消えてしまう...と言う事は、何度もありました。
何度も起きるなら、意見を述べなきゃ良いんですが...、仲間も同じ事を考えているなら!と気が付くと動いちゃってました。

「道代は壁が落ちる前に来てたら、即刻 牢屋入りだな…。」とよく言われました。
不条理な中で、旧東の皆よりも悶々としていたと思います。(苦笑)

幸い 牢屋には送られませんでしたが、チェコで、私の様な「外人」が意見なんかしてると、さぞかし「面倒な奴」だったろうと思います。
それでも、追い出される事無く、10年以上毎年契約を更新して貰えて、色々と経験を積ませて頂けて…ありがたかったです。

まぁ…劇場と言う所は、旧東、西...関係なく、色々あります!(笑)
芸術家の集まる所ですから、人間関係も感情モロだしで グチャグチャ...です!(笑)
その中で...適当に、上手くやって行けると言う能力は 必要です。私の様に 一時でも『面倒な奴』と思われた人間は 専属契約が長くなってくると、追い出し運動に引っかかっります。上司と大喧嘩の末、劇場を去って行った同僚を何人も見ました。

私は、色々痛い思いを経て、やっとそれを理解し、チェコにも順化し、平穏な日々を送っていたのですが、ある頃から... 劇場内で 身に覚えのない噂が飛び、なぜか他の人よりも負荷が掛かった状況下に置かれる様になり...。それに伴ってなのか...、仲間と思っていた同僚達から、四面楚歌を食らい...誰も私と話をしなくなる…と言う状況になっていきました。
「なぜ、私だけ???」と思いながらも、与えられた事に従って淡々と行動していましたら、客演で来ていた同僚数人から、「何で、道代だけこんな待遇受けなきゃいけないの?おかしいよ!」と...言われたり...ヤッパリそうだよな...と。

そういう居心地の悪くなっている時に、私を支えてくれたのは、ヘアーさん、衣装さん、大道具、小道具さん達でした。

「皆は、自分を護る為に、ああいう行動をとってるだけだ。気にするな!!」

「なんて言ってあげて良いのか解らない...でも、道代の事、応援してるからね!」

「元気か? いつも通り、良い歌 歌えよ!」

「僕はアンタの歌が好きだよ!アンタが歌う日は劇場に来るのが楽しみだ!」

...等々...、本当に暖かい声を掛けてくれました。
普段 深い話などしない人達だったので、余計に嬉しかったです。

「配役票を見て、貴女が歌っている時の公演を購入しています。頑張って下さい。」と言う匿名のお手紙付きの花束が届いたり...。

劇場内で独りを感じる私に、周りは暖かかったです。

何かが起きている事は解っていましたが、ただの『虐め』以外、私には何も思い当たる節はありませんでした。

居心地は良くありませんでしたが、契約は滞りなく更新されています。

私は一切ジタバタ事を荒立てないで ただ様子を見ている事にしました。

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